お台場カジノ計画 経済効果試算 (スロットマシン市場)━

 さてネバダ州のカジノホテルを毎年調査報告している「Nevada Gaming Almanac (Casino City Press)」の2001年版によると、現在ラスベガスの中心地、ストリップ地域のスロットマシンの構成比率は

(表1.1)

台の種類 
台数
比率
¢5スロット
10926
18.52%
¢10スロット
158
0.27%
¢25スロット
30825
52.24%
¢50スロット
1133
1.92%
$1スロット
13462
22.81%
Megabucks
286
0.48%
$5スロット
1722
2.92%
$25スロット
300
0.51%
$100スロット  
199
0.34%
total 
59011
100.00%

 となっているます。ちなみにMegabucksというのはInternational Game Thechnology社による$1スロットです。Megabucksはその他のマシンとは違った特殊な配当形式を持っているため、一般にカジノ内では他のマシンと分けて収支管理されているため統計上も上記のように別項目でカウントされています。  

 さて、以上のマシン構成比率をお台場カジノ計画の  

 1000台×6カジノ=6000台  

 というスロットマシン台数に当てはめると

(表1.2)

台の種類 
比率
台数
¢5スロット
18.52%  
1111
¢10スロット
0.27%  
16
¢25スロット
52.24%
3134
¢50スロット
1.92%
115
$1スロット
22.81% 
1369
megabucks 
0.48%
29
$5スロット
2.92%
175
$25スロット
0.51%
31
$100スロット
0.34%
20
total
100.00%
6000

 となります。  

 また、各種スロットマシンの一日辺りの売上(Win per Unit per Day)のラスベガスストリップ平均は…

(表1.3)  

台の種類 
WPUPD
日本円換算($1=\120)
¢5スロット
$72.00
\8,640
¢10スロット
$70.00
\8,400
¢25スロット
$88.00
\10,560
¢50スロット
$116.00
\13,920
¢1スロット
$137.00
\16,440
megabucks 
$402.00
\48,240
$5スロット
$230.00
\27,600
$25スロット
$315.00
\37,800
$100スロット
$418.00
\50,160

 となっているので、これを表1.2で求めたお台場カジノの想定スロットマシン台数に適応して、各種スロットの一日当たりの総売上(Win per Day)を求めると。

(表1.4)

台の種類 
台数
WPUPD
WPD
¢5スロット
1,111
\8,640
\9,598,276
¢10スロット
16
\8,400
\134,944
¢25スロット
3,134
\10,560
\33,096,745
¢50スロット   
115
\13,920
\1,603,568
$1スロット
1,369
\16,440
\22,502,443
megabucks 
29
\48,240
\1,402,787
$5スロット
175
\27,600
\4,832,374
$25スロット
31
\37,800
\1,153,005
$100スロット
20
\50,160
\1,014,913
total
6000
\75,339,055

 お台場カジノ計画による6000台のスロットマシンによって、

一日辺り \75,339,055
年間    \75,339,055×365日=\27,498,754,985  

 の売上が見込める事が想定されます。

 結論;  
  ラスベガスストリップとまったく同条件でお台場カジノ計画が実現するとすると、年間 最大275億円のスロットマシン市場が見込まれる。

参考資料;梅沢忠雄氏による「ANABASIS構想」
       「Nevada Gaming Almanac 」Casino City Press

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